金融危機(バブル崩壊)の発生する確率はかなり高いと思う理由




世界のどこかで金融危機又はバブル崩壊が起きるリスク(可能性)はかなり高いと個人的に考えています。その理由は、

金融危機が発生するパターン

過去の歴史を見ると金融危機は、金融緩和から金融引締めに政策が転換したときに起きやすく、流れとしては以下のような感じになります。

  1. 金融危機&経済不況で低インフレ(デフレ)、景気が低迷する
  2. 中央銀行が経済活性化のため低金利政策(金融緩和)をとる
  3. 市中にお金が流れ景気が回復しだす
  4. 低金利のため政府・企業・個人が借金を増やす(債務膨張)
  5. 物価&資産インフレ、バブル(株価、不動産価格の高騰)が起きる
  6. 中央銀行がインフレを抑えるため金利を上げる(金融引き締め)
  7. 低金利時代に借りた負債が返済(借り換え)できなくなる
  8. 政府・企業・個人のデフォルト(債務不履行)が頻発する
  9. 金融機関が多額の貸し倒れ発生、信用不安に繋がる
  10. 金融危機&不況が起きる
つまり、

金融危機→デフレ不況→金融緩和→インフレ(過剰債務)→金融引締め→デフォルト→金融危機

このパターンを何度も繰り返しているというのが典型的な形。

今の時代にあてはめると

それを現代に当てはめてみると、
  1. リーマンショック(金融危機):2008年~2009年
  2. 大規模な金融緩和:2010年~
  3. 低インフレ、低金利時代:2010年~
  4. コロナショックで異次元金融緩和:2020年~
  5. 物価高騰、インフレ:2021年~
  6. 金融引き締め、金利引き上げ:2022年~(今ここ)
  7. デフォルト連発?
  8. 金融危機発生?
リーマンショックをきっかけに、金融緩和で世界中にマネーをじゃぶじゃぶに溢れさせた結果、インフレが起こり…、2022年・2023年現在は急激に金融引き締めている段階。なので次に待っているのはデフォルト連発とそれに伴う信用不安ではないかと。
日本の場合、アベノミクスで低金利&低インフレが長く続いていた為、政府は国債刷って債務が膨れ上がり、個人は低金利だからと無理な住宅ローン(しかも変動金利)組んだところに急激な物価高が襲われてしまいました。
以上の理由で金融危機の危険度は過去数十年のなかでもかなり高いと予想しています。問題はいつ、どこで起きるのか誰にもわからない…ということ。
※関連:金融危機&バブル崩壊はいつどこで起こるのか予測