日本株のデイトレードで大型株を売買する場合、一度に何万株くらいまで指値で買えるのか調べてみました。
ここで言う最大株数は「株価を大きく動かすことなく、指値で買いたい(売りたい)価格で成立するか」です。
とりあえず売買代金&出来高の大きい東証プライム(1部)銘柄をピックアップ、歩み値と板の厚さを比べてみます。
郵船(9101)
郵船株(9101)の歩み値です。9時6分に10万6800株の大口注文が約定していました。
一度に10万株入れても株価は1円程度の値動き。
郵船の板の厚さは数千~数万株の数量。
任天堂(7974)
続いて任天堂の株です。9時20分に最大4万1600株の注文が現在値6050円の時に成立していました。それでも株価は1円程度の値動きしかありません。
任天堂の板は数百株~数万株の厚さ。
三菱自動車(7211)
三菱自動車株です。9時3分に1万株~最大9万株の大口発注が連続して出されています。このような大量注文でも指値で買えているようです。
三菱自動車の板は厚く、売り板・買い板数量とも数十万株単位。
東芝(6502)
東芝株です。12時32分に5400円で3万5500株の注文が成立していました。
東芝の板は数百株から数千株ほど。
エーザイ(4523)
医薬品メーカー、エーザイの歩み値です。9時3分に1万3100株の売買成立しています。それでも動いたのは1円ほど。
エーザイの板は数百株位しか注文入っていません。
三越伊勢丹(3099)
最後にデパート、百貨店の三越伊勢丹株です。10時2分に株価1350円で8万2800株約定していました。
出来高の大きい大型株ならかなりの株数を一度に注文できるようです。
一見、数百株しか入っていない板が薄そうな銘柄でも数万単位の注文が約定していました。
場合によって10万株単位でも指値(株価を動かさず、買いたい値段で)で売買できそうな感じです。