外国人観光客に人気ある日本の観光地と人気のない観光地を宿泊者比率から分析




星野リゾートが運営する宿泊施設の外国人宿泊者割合から、海外で人気の日本観光地とまだ認知されていないマイナーな観光地を分析してみました。

※参考:星野リゾートの外国人観光客(インバウンド)の宿泊者比率

外国人宿泊者(インバウンド)の比率

まずは全宿泊者数に占めるインバウンド比率%。どの旅館(ホテル)に外国人が多く泊まっているのかわかります。

※期間:2018年5月~2019年4月

  • 1位:星のや京都:55.0%
  • 2位:星のや富士:50.2%
  • 3位:星のや軽井沢:34.6%
  • 4位:界 箱根:18.1%
  • 5位:界 阿蘇:17.1%
  • 6位:OMO7旭川:12.8%
  • 7位:星のや竹富島:7.7%
  • 8位:界 アルプス:6.5%
  • 9位:界 松本:6.1%
  • 10位:界 伊東(伊豆):5.0%
  • 11位:界 鬼怒川:4.8%
  • 12位:界 加賀(石川):4.1%
  • 13位:界 玉造(出雲):3.4%
  • 14位:界 川治(栃木県日光市):3.3%
  • 15位:リゾナーレ熱海:2.2%
  • 16位:リゾナーレ八ヶ岳:1.1%

人気の観光地

人気の順に1位京都、2位富士、3位軽井沢でした。1位と2位の京都、そして富士山麓の川口湖畔にある星のや富士は納得。以外だったのは軽井沢。軽井沢は日本人にしか人気ないと思っていたけれど3割強がインバウンド利用者でした。避暑地&アウトレットモールもあり買い物もできるのでアジアからの旅行者に支持されているのか…。
続いて温泉地の箱根、熊本の阿蘇、北海道旭川と続きました。関東の温泉地は箱根が圧倒的に強い印象。※香港の経営者が箱根の旅館(不動産)爆買いしているのを思い出しました。
7位は沖縄竹富島の7.7%。個人的に沖縄は日本人には人気の観光地だけど、外国人にはいまいち認知されていないエリアだと感じています。(ライバルとなるビーチリゾートが海外に多数ある為)

人気のない観光地

逆にランキング下位のインバウンド比率の低い旅館(ホテル)はというと、山梨(八ヶ岳)・静岡伊豆(熱海、伊東)、栃木(日光、鬼怒川)、長野(白馬、アルプス、松本)、石川(加賀)、島根(出雲)あたり。まだまだ外国人にはマイナーなエリアなのでしょう。