星野リゾートが運営するホテル、旅館の外国人観光客の宿泊状況を、コロナ前とコロナ後で比べてみました。
参考にしたのは星のリゾートリート決算説明資料。全宿泊者数に占めるインバウンド客の割合(%)。
2018年5月~2019年4月
コロナ前の18年~19年度の外国人旅行者の比率。星のや京都と富士の人気が高く、半数以上が外国人観光客の宿泊でした。
- 星のや軽井沢:34.6%
- 星のや京都:55.0%
- 星のや富士:50.2%
- 星のや竹富島:7.7%
- リゾナーレ八ヶ岳:1.1%
- リゾナーレ熱海:2.2%
- 界 松本:6.1%
- 界 玉造:3.4%
- 界 伊東:5.0%
- 界 箱根:18.1%
- 界 阿蘇:17.1%
- 界 川治:3.3%
- 界 鬼怒川:4.8%
- 界 加賀:4.1%
- 界 アルプス:6.5%
- OMO7旭川:12.8%
2019年5月~2020年4月
コロナ禍直前&直後の19年~20年度。前年に比べて若干数字落ちているものの、まだ海外宿泊客の割合は維持していました。
- 星のや軽井沢:30.5%
- 星のや京都:52.9%
- 星のや富士:48.3%
- 星のや竹富島:7.9%
- リゾナーレ八ヶ岳:1.0%
- リゾナーレ熱海:3.0%
- 界 松本:5.5%
- 界 玉造:3.5%
- 界 伊東:5.4%
- 界 箱根:16.6%
- 界 阿蘇:15.3%
- 界 川治:3.7%
- 界 鬼怒川:5.5%
- 界 加賀:4.2%
- 界 アルプス:10.0%
- OMO7旭川:14.8%
- 西表島ホテル:0.2%
- BEB5軽井沢:7.5%
2020年5月~2021年4月
コロナ禍真っただ中の2020年~21年度の状況。外国人の入国規制と旅行自粛もあって激減。0%台とほぼ壊滅状態。
- 星のや軽井沢:0.3%
- 星のや京都:0.3%
- 星のや富士:0.6%
- 星のや竹富島:0.3%
- リゾナーレ八ヶ岳:0%
- リゾナーレ熱海:0%
- 界 松本:0%
- 界 玉造:0%
- 界 伊東:0%
- 界 箱根:0.1%
- 界 阿蘇:0.1%
- 界 川治:0%
- 界 鬼怒川:0%
- 界 加賀:0%
- 界 アルプス:0.1%
- 界 遠州:0%
- 界 長門:0%
- OMO7旭川:0%
- 西表島ホテル:0%
- BEB5軽井沢:0.1%
2021年5月~2022年4月
コロナのデルタ株~オミクロン株が流行していた頃の2021年~22年度。前年より微妙に増えたようにも見えるが、まだ回復にほど遠い状況。半分が外国人利用者だった京都と富士は赤字経営なんだろうなたぶん。
- 星のや軽井沢:0.2%
- 星のや京都:0.1%
- 星のや富士:0.4%
- 星のや竹富島:0.3%
- リゾナーレ八ヶ岳:0%
- リゾナーレ熱海:0%
- 界 松本:0.1%
- 界 玉造:0%
- 界 伊東:0%
- 界 箱根:0.1%
- 界 阿蘇:0.1%
- 界 川治:0%
- 界 鬼怒川:0%
- 界 加賀:0%
- 界 アルプス:0.1%
- 界 遠州:0%
- 界 長門:0%
- 界 霧島:0%
- 界 別府:0.1%
- OMO7旭川:0.4%
- 西表島ホテル:0%
- BEB5軽井沢:0%
以上です。
海外からの入国制限が続く限り外国人観光客は戻ってくる気配ありません。
ただ「円安効果(現在1ドル145円)」と「コロナの終わり」、そして「日本は行きたい旅行先人気NO.1」という明るいニュースもあるのでインバウンド回復は今後期待できると思います。