自動車教習所の経営(ビジネス)は儲かるのか。赤字or黒字?




一般的な自動車教習所(ドライビングスクール)の経営は赤字なのか黒字なのか、うらわ自動車教習所(株式会社UDS)の決算が公開されていたので売上や利益(収入)の現状を紹介。

会社概要

  • 企業名:株式会社UDS
  • 住所:埼玉県さいたま市南区文蔵3丁目11番9号
  • 事業内容:うらわ自動車教習所の経営
  • 資本金:2100万円
  • 代表取締役社長:高橋仁美
さいたま市南区にある埼玉県公安委員会指定の自動車教習所です。教習コースは普通免許、準中型免許、中型免許、普通二輪免許、大型二輪免許、普通二種免許。そのほかにペーパードライバー講習や高齢者講習、安全運転講習なども提供していました。

業績(損益計算書)

2021年6月1日~2022年5月31日期の経営業績がこちら。
  • 売上高:9億5638万円
  • 営業利益:1億6230万円
  • 経常利益:1億7350万円
  • 純利益:1億2096万円
年間の売上高10億円弱に対し、営業利益が1.6億円でした。最終的な純利益1.2億円。
うらわ自動車教習所は少子高齢化&車離れの厳しい環境においても黒字決算を出していました。
売上10億円に対し利益1億円程度が一般的な教習所のビジネスモデルなのかなと。

貸借対照表

次にざっくりとしたバランスシートです。

資産の部

  • 流動資産:約10億5194万円
  • 固定資産:約14億8495万円
  • 資産の部計:約25億3690万円

負債の部

  • 流動負債:約4億1129万円
  • 固定負債:約2114万円
  • 負債の部計:約4億3244万円

純資産の部

  • 純資産の部計:約21億457万円
負債が4億3千万に対し純資産21億円(そのうち利益剰余金が19億8591万円)とあって相当儲かっている印象。
少子化で自動車教習所は経営難ではないかと予想していましたが、少なくとも都市部においてビジネスは順調のようです。
※関連:車離れの原因。若者が自動車に興味がなくなる理由。
※関連:自動車教習所経営の将来は厳しいと思う。車離れ、少子高齢化、人口減少、自動運転。