最近、Z世代の若者が免許を持っていないor車離れしているニュースを聞くようになったので、その理由を分析してみました。
1.趣味、娯楽の多様化
まず価値観の多様化。
昭和の時代の娯楽といえば「自動車」「映画・テレビ」「音楽」位しかなかったものの、現代には多種多様な娯楽と価値観が存在しています。時代と共に車を持つ価値が次第に低下していったのではないかと。
2.パソコン、スマートフォンの普及
その娯楽の中で最も影響を与えたのがインターネットの登場とスマートフォンの普及でしょう。スマホで好きなYoutuberを応援したり、SNSで交流することに若者の興味関心が移りました。
- スマホで音楽聞けるし
- 動画共有サイトでドラマや映画見られるし
- PC、スマホでオンラインゲーム楽しめるし
- 待ち合わせすることなくLINEやZOOMで情報交換できる
スマートフォン(インターネット)があれば自宅を出る必要性がないわけで、
わざわざ外出(車を運転)してドライブを楽しむ意味を見出せなくなったのだと思います。
3.ネット通販の普及
ECの普及により車で買い物に出かける機会が減ったのも理由の一つではないかと。
重い荷物はアマゾンで注文すれば翌日届けてくれるし、美味しい料理食べたければウーバーイーツで配達してくれます。
4.高い維持費・税金
高い自動車税、車検、保険、ガソリン代、駐車代。これらの維持管理費の問題です。
昔の若者は車=ステータスだったので無理して自動車ローンを組んででも購入していました。
Z世代の若者は…所得が増えない中で、高いコストを払ってでも車を保有するメリットはもはやないのでしょう。
5.情報リテラシーの向上
最後に、昭和の若者とZ世代の若者の情報格差。
昭和の時代は情報源をテレビ、雑誌からしか入手するしかなく、
マスコミが「スポーツカーブーム」とか「女の子にモテる」と取り上げることで若者を簡単に洗脳できました。
今はマスコミ主導による意図的なブーム作りは難しいでしょう。
ネット(SNS)世代の若者は情報収集能力が格段に向上しています。
結論
で、私が考える若者が自動車を持たなくなった一番の原因は、
「インターネットの登場」がすべてだと思います。
インターネットの登場で、
- 趣味と価値観が多様化し
- 買い物、人との交流が便利になり
- 情報リテラシーが向上した
結果、若者が賢くなった・・・これに尽きる。
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