東映アニメーションの海外売上上位の作品から日本の人気アニメを分析してみました。
映像作品と版権グッズの収入を比べることで、海外での日本アニメの流行を捉えることができそうです。
海外映像作品の売上ランキング
まずは海外映像(テレビ、動画配信、DVD、劇場映画など)コンテンツのランキングをグラフ化。最も見られていたアニメは、
1位と2位をワンピース&ドラゴンボールで独占、圧倒的な人気を誇っています。2020年3月期まではドラゴンボールがトップを維持していましたが、2021年にワンピースが入れ替わり1位となりました。トレンドを見るとドラゴンボール人気に陰りが見え、ワンピースが勢いを増している傾向が読み取れます。
女の子向けアニメにおいては完全に「セーラームーン」から「プリキュア」へ移っています。
2018年3月期
- 1位:ドラゴンボール(27億3900万円)
- 2位:ワンピース(22億700万円)
- 3位:プリキュア(4億8600万円)
- 4位:セーラームーン(3億6700万円)
2019年3月期
- 1位:ドラゴンボール(35億1800万円)
- 2位:ワンピース(26億7600万円)
- 3位:プリキュア(5億6900万円)
- 4位:聖闘士星矢(3億7100万円)
2020年3月期
- 1位:ドラゴンボール(34億5100万円)
- 2位:ワンピース(30億4200万円)
- 3位:プリキュア(6億8400万円)
- 4位:聖闘士星矢(4億2200万円)
2021年3月期
- 1位:ワンピース(34億7800万円)
- 2位:ドラゴンボール(28億4700万円)
- 3位:プリキュア(7億1100万円)
- 4位:デジモン(5億9600万円)
2022年3月期
- 1位:ワンピース(41億8400万円)
- 2位:ドラゴンボール(24億7400万円)
- 3位:聖闘士星矢(8億4400万円)
- 4位:プリキュア(7億1500万円)
海外版権グッズの売上ランキング
次にアニメキャラクターグッズなど版権ビジネスでの収入。
圧倒的シェア1位だったのはドラゴンボール。映像ではドラゴンボール人気が低下傾向でしたが、グッズ販売ではワンピースの倍以上の売り上げ。これはドラゴンボールの歴史が長く幅広い年齢層に支持されているロングセラーコンテンツだからだと推測。
そして女の子向けアニメ、プリキュアがランキング外だったのは謎。海外の女の子はアニメグッズを買わないのか・・・。
2018年3月期
- 1位:ドラゴンボール(52億3100万円)
- 2位:ワンピース(27億5500万円)
- 3位:聖闘士星矢(9億2300万円)
- 4位:デジモン(2億2800万円)
2019年3月期
- 1位:ドラゴンボール(78億7600万円)
- 2位:ワンピース(28億600万円)
- 3位:聖闘士星矢(6億7500万円)
- 4位:セーラームーン(3億3300万円)
2020年3月期
- 1位:ドラゴンボール(87億6300万円)
- 2位:ワンピース(27億2300万円)
- 3位:聖闘士星矢(7億3100万円)
- 4位:デジモン(3億4100万円)
2021年3月期
- 1位:ドラゴンボール(77億5100万円)
- 2位:ワンピース(24億8100万円)
- 3位:スラムダンク(23億1600万円)
- 4位:聖闘士星矢(7億1700万円)
2022年3月期
- 1位:ドラゴンボール(93億2800万円)
- 2位:ワンピース(43億9400万円)
- 3位:スラムダンク(16億7300万円)
- 4位:デジモン(15億3200万円)