肉牛の肥育経営は儲からない?肥育農家の業績は赤字。




 滝沢ハム株式会社が連結子会社を吸収合併するとのリリースを発表していました。

合併するのは肉牛の肥育経営をしている前日光都賀牧場。そこで肥育農家の業績が掲載されています。

株式会社前日光都賀牧場の概要

  • 代表取締役社長:大森 慶祐
  • 住所:栃木県栃木市都賀町家中 6494 番地
  • 事業:肉牛の肥育
  • 資本金:2000万円
  • 設立:1966年4月19日
  • 従業員数:0人
従業員がゼロということは社長1人(家族経営)で牧場経営していると予想。
2018年時点では従業員数8人だったので、経営厳しくリストラしたのかもしれません。

業績(2022年3月期)

  • 純資産:6400万円
  • 総資産:6500万円
  • 売上高:5200万円
  • 経常利益:-100万円
  • 純利益:-200万円
総資産6500万円に対し純資産6400万円もあるので、資金繰りにはまだ余裕あります。負債は100万円しかない計算。個人経営のため人件費も掛からず、設備投資も低く抑えられるのかもしれません。
次に売上と利益。売上高5200万円に対し利益-200万円の赤字でした。社長の給料を経費として計上しているのか?あるいは「餌代」「水道光熱費」等の高騰で飼育コストが掛り儲からないのか?
いづれにせよあまり利益率の高い商売ではないことが理解できました。