ミスタードーナツ海外展開など担っていた「ダスキン香港(楽清香港有限公司)」が香港から撤退




株式会社ダスキン(4665)が香港に設立していた会社「ダスキン香港(楽清香港有限公司)」を解散し撤退。

中国本土&アジア地域へ進出する拠点として2005年に設立、主にミスタードーナツのフランチャイズ事業、原材料・機材輸出入事業など担っていたそう。

今後は、本社(日本の株式会社ダスキン)に海外展開する機能を置くとのこと。

ダスキン香港の会社概要

  • 会社名:楽清香港有限公司
  • 住所:中華人民共和国香港特別行政区
  • 取締役社長:江口 顕司
  • 資本金:130,000,000香港ドル
  • 設立:2005年11月22日

業績

2019年12月期

  • 売上高:11億1100万円
  • 営業利益:3300万円
  • 純利益:5500万円

2020年12月期

  • 売上高:12億2500万円
  • 営業利益:5900万円
  • 純利益:7400万円

2021年12月期

  • 売上高:11億9600万円
  • 営業利益:2900万円
  • 純利益:8700万円
売上&利益ともここ数年黒字でビジネスは好調のようでした。なので業績悪化(赤字経営)が原因で撤退のパターンではないですね。

香港及び中国進出を諦めたから?

「楽清香港有限公司」のミスタードーナツフランチャイズ事業、2017年に韓国企業との契約を終了し、韓国からミスタードーナツは撤退しています。
そして現在海外展開しているのは「台湾、タイ、フィリピン、インドネシア」の4か国。香港と中国には出店していません。
香港子会社設立の目的の1つである「香港と中国進出」、その計画が思うように進まなかったことが撤退の理由なのかと予想。
中国に店舗展開しないなら香港に拠点を置く意味がないので。
※関連:ミスタードーナツ海外店舗状況(台湾・タイ・フィリピン・インドネシア・シンガポール・マレーシア・中国上海・韓国)