カラオケ店を経営するにあたり1店舗あたりどのくらい売り上げがあり、経費と利益が予想できるのか、カラオケルームを店舗展開する「コートダジュール」決算を参考に分析してみました。
コートダジュール全店舗
2022年3月期
- 売上高:66億3500万円
- 粗利益(-売上原価):-7400万円
- 販売管理費(経費):6億9100万円
- 営業利益:-7億6500万円
- 店舗数:113店舗
2021年3月期
- 売上高:70億6700万円
- 粗利益(-売上原価):-6億8500万円
- 販売管理費(経費):7億7300万円
- 営業利益:-14億5800万円
- 店舗数:117店舗
2020年3月期
- 売上高:141億800万円
- 粗利益(-売上原価):23億5800万円
- 販売管理費(経費):13億500万円
- 営業利益:10億5300万円
- 店舗数:123店舗
以上が全店舗の業績。この数字を店舗数で割り、1店舗あたりの平均にしてみました。
1店舗あたりの平均的な【売上&粗利益&経費&営業利益】
2022年3月期
- 売上高:約5872万円
- 粗利益(-売上原価):約-66万円
- 販売管理費(経費):約612万円
- 営業損失:約-677万円
- 店舗数:1店舗
2021年3月期
- 売上高:約6040万円
- 粗利益(-売上原価):約-586万円
- 販売管理費(経費):約661万円
- 営業損失:約-1246万円
- 店舗数:1店舗
2020年3月期
- 売上高:約1億1470万円
- 粗利益(-売上原価):約1917万円
- 販売管理費(経費):約1061万円
- 営業利益:約856万円
- 店舗数:1店舗
2020年3月期のコロナ前と後で業績に大きな差がありました。
コロナ前であれば、1店舗あたり年間1億1470万円売り上げて、2000万円近い粗利、経費が1061万円ほど掛かり、営業利益は856万円の黒字でした。
一方、コロナ後は売上高半減、経費は人件費削減などで抑えられるも、最終的な営業利益は赤字。
月の平均
ちなみに2020年3期(黒字)を参考にした月平均モデルだと、
- 売上高:約956万円
- 粗利益:約160万円
- 販売管理費:約88万円
- 営業利益:約71万円
月商956万円で月の経費88万円掛かり、月収71万円ほど儲かる計算です。
客単価1800円で計算
さらに客単価1800円で上記の月平均モデルで割ってみると、
- 月の客数:5311人
- 1日の客数:177人(30日間)
1日あたり177人のお客さんが来店、月間5311人がお店を利用されるイメージです。