オフィスリート(REIT)のリスクはテレワーク→「住友大阪セメント事務所(本社)移転」




 住友大阪セメント株式会社がオフィスを移転するらしく、NTT都市開発リート投資法人から以下のリリースが発表されました。

テナントの賃借の解消に関するお知らせ

NTT都市開発リート投資法人の保有する「六番町ビル」のテナントから解約通知を受けた。

  • 入居者:住友大阪セメント株式会社
  • 入居物件:六番町ビル
  • 賃貸面積:6872.77㎡
  • 解約面積:6872.77㎡
  • 解約予定日:2023年2月28日
これはNTT都市開発リート投資法人保有物件の総賃貸可能面積に占める割合の2.3%に該当するそう。

住友大阪セメント株式会社が本社移転

六番町ビル(東京都千代田区六番町6−28)は住友大阪セメントの本社。全面積の賃貸契約解消ということなので本社を別の場所に移転する計画なのでしょう。

テレワーク(在宅勤務)実施でオフィス縮小か

住友大阪セメントのテレワーク実施状況、
  • 2020年3月27日~本社&船橋の社員対象に在宅勤務実施
  • 2021年5月31日:在宅勤務、時差出勤を活用し最大30%出社率を削減
テレワーク導入で出勤率を3割削減した結果、広いオフィスは不要になった、今の事務所を移転して規模を縮小する流れになったとの予想です。

オフィスリート(REIT)の空室リスク

企業は無駄なコスト削減できるし、勤務者は無駄な時間(出勤)を節約できるということで、大企業から中小企業までテレワークを積極的に導入するトレンドは今後も継続するのでしょう。都心部のオフィス空室率も戻らないようで、オフィス系リートへの投資は慎重になるべきかなと。