鹿児島沖(薩摩半島西方沖)の地震の特徴と原因




去年の11月14日に起きた薩摩半島西方沖の大地震

  • マグニチュード:7.1
  • 深さ:17Km
  • 最大震度:4

その後の影響およびエリアでの地震活動状況を調べてみました。

まずM7.1の震源はというとこちら、

北緯30度56分30,東経128度35分24地点。

震源が陸地から離れてたから助かりましたね。九州内陸で起きてたら甚大な被害だったと想像できます。

次にHinetで最近30日間の鹿児島県沖で発生した地震を表示してみます。

薩摩半島西方沖の地震

(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp/)

M7.1の震源と重なるエリアに注目。現在でも小さな地震が集中して起こっているのがわかります。ものすごい活発。

さらに直近の1週間に期間を短くしてみるとこんな感じ、

鹿児島沖の地震

(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp/)

どうも地震活動が収まる気配なさそうです。

薩摩半島西方沖地震の特徴と原因

今回のHinet情報から読み取ることができる特徴は、

  • 震源の浅い地震であること(10km~20km) ※赤い○は震源の浅さ、○の大きさはマグニチュードを表す。
  • 規模の小さな地震が一部のエリアに密集して発生していること(群発地震っぽい)
  • 鹿児島沖の北から南へ縦長に震源が延びていること。
  • 去年起きたM7.1の余震ではないこと(余震にしては震源が広すぎるため)

だと思われます。

つまり「震源の深いプレート内部型orプレート境界型の地震ではなく」、

火山性の群発地震」の可能性が高い?

ということです。