「2018年4月22日」。僅か1日で、神奈川県中央~東部エリアを中心に規模の小さな地震が集中的に発生したようです。
(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp/hypomap/)
この地域は以前に微震を確認していたものの(神奈川県西部に比べ少ない)、1日でこんなに頻発するとは珍しい。
気象庁の地震リストで前後7日間を集計&グラフ化してみたところ、
- 4月18日:0回
- 4月19日:1回
- 4月20日:0回
- 4月21日:0回
- 4月22日:11回
- 4月23日:3回
- 4月24日:0回
4月22日に突如11回と急上昇しているのがわかります。
さらに詳しく震源の緯度経度、マグニチュード(M)、発生時間を抽出すると、
4月22日に発生した神奈川県東部を震源とする地震
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- 時間 01:33 緯度 35°31.5’N 経度139°45.7’E 深さ46km M0.9
- 時間 04:31 緯度 35°23.7’N 経度139°21.2’E 深さ20km M0.6
- 時間 04:32 緯度 35°22.8’N 経度139°22.6’E 深さ21km M0.1
- 時間 04:42 緯度 35°23.2’N 経度139°21.5’E 深さ20km M0.8
- 時間 04:43 緯度 35°22.2’N 経度139°23.0’E 深さ21km M0.2
- 時間 05:07 緯度 35°23.5’N 経度139°21.6’E 深さ22km M0.6
- 時間 05:25 緯度 35°19.8’N 経度139°23.6’E 深さ23km M0.3
- 時間 07:01 緯度 35°22.0’N 経度139°21.9’E 深さ20km M0.4
- 時間 12:14 緯度 35°22.5’N 経度139°22.1’E 深さ23km M0.6
- 時間 20:50 緯度 35°23.1’N 経度139°21.6’E 深さ21km M0.6
- 時間 22:22 緯度 35°23.5’N 経度139°21.3’E 深さ21km M0.8
震源の緯度経度はほぼ同じ場所、深さは約20Km程度、マグニチュード(M)規模1以下の共通事項が浮かび上がってきます。マグニチュード0.1~0.9なので人間は揺れを感じ(無感)なければ、ニュースにも取り上げられないレベルでしょう。
試しに「7と11」番目の緯度経度をGoogle mapに入力してみました。
5時25分頃に発生した緯度 35°19.8’N 経度139°23.6’E 深さ23km M0.3の震源
相模川の東側、茅ヶ崎市、湘南のエリアを指示。
20時50分に発生した緯度 35°23.1’N 経度139°21.6’E深さ21km M0.6の震源
相模川の西側、平塚市と伊勢原市、厚木市の境を指示。
この地震が意味するものは何・・・
最初、大型車両や工事等による誤検知(人工)を疑いました。ただ1日限り24時間通して発生しているので間違いなく地震であると。
深さ20Kmということはフィリピン海プレートの沈み込みと関連があるのか。
(普段は静かな場所で)「急に小さな地震が増えると、大地震の前触れ、前兆」を警戒すべきとの情報もあるので注意深く継続観察します。