「北海道で発生する地震の特徴」の地震分布からなんとなくわかること、
「札幌市は直下型地震より、遠方のプレート型境界型巨大地震の被害を受けそう」
つまり狭いエリアに被害をもたらす局地的大地震より、遠方から地震波が伝わる長周期地震(周期の長い波)のリスクが高いのでは・・・ということ。
(出典:防災科学技術研究所 http://www.hinet.bosai.go.jp)
上の画像は過去1ヶ月間に北海道で起きた地震をHINETで表示したもの。
青い○は札幌周辺。地震の数、規模とも小さめです。
一方の札幌を挟み込むように赤い○で囲んだ2箇所。地震規模(マグニチュード)も、発生頻度も高い状態がわかります。特に太平洋側。※○の大きさはマグニチュード規模を表す
見た目で判断しても、札幌は直下より長周期地震をまず警戒したほうがよさそうな気がします。
長周期地震の特徴
- 震源が浅く、大地震(プレート境界型)ほど発生しやすい
- 揺れが弱まりにくい。(遠くまで波が伝わる)
- 高い建物ほど長周期地震の被害を受ける(揺れやすい)
※逆に短い周期の波は低い建物に被害を及ぼす
つまり危険な建物は「札幌に建っている耐震補強されていない築年数の古い高層ビル(マンション)」
になるのでしょう。