首都圏のマンションはどのくらい売れ残っているのか。今後の日本の景気や不動産市場を予想できそうなマンション在庫数推移を年度別にまとめてみました。
マンション売れ残り総戸数
場所/年度 | 2014年末 | 2015年末 | 2016年末 | 2017年末 |
東京23区 | 2534戸 | 2754戸 | 2910戸 | 2610戸 |
東京都下 | 511戸 | 839戸 | 953戸 | 1323戸 |
神奈川県 | 1147戸 | 1177戸 | 1611戸 | 1305戸 |
埼玉県 | 781戸 | 920戸 | 812戸 | 1018戸 |
千葉県 | 1069戸 | 741戸 | 874戸 | 850戸 |
合計 | 6042戸 | 6431戸 | 7160戸 | 7106戸 |
※出典:不動産経済研究所の発表資料(首都圏マンション市場動向)を基に作成
全体合計では2015年→2016年にかけて6千戸台から7千戸台へ急増していました。これは2015年のマンション供給量、4万戸台と増加したのが原因だと思われます。ただその後、2016年、2017年は3.5万戸台供給と減らしたものの、2017年度は微減。高い数字を維持しています。
地域別だと
- 東京23区→現状維持
- 千葉県→現状維持
- 東京都下→増加傾向
- 神奈川県→現状維持or増加傾向
- 埼玉県→増加傾向
と読み取れるでしょうか。価格の高騰している都心部(23区)ほど売れ残っているのかと思いきや、東京都下や埼玉などが苦戦しているようです。
特に東京都下の在庫数(511戸→839戸→953戸→1323戸)は右肩上がりに積み重ねています。